JR神戸線のダイヤ

2016年3月26日変更

 2016年3月26日にJRグループでダイヤ変更が行われた。

 全国的には,北海道新幹線の新青森〜新函館北斗(旧函館本線渡島大野を改称)が開業,江差線が並行在来線として第3セクターへ移管された。 また,夜行急行「はまなす」と寝台特急「カシオペア」の一般運行が廃止となり,定期的に運転される一般旅客向けの客車による夜行列車が全廃となってしまった。

 JR西日本での主要な変更点(おもに京阪神近郊)は・・・

2017年3月4日変更

 2017年3月4日にJRグループでダイヤ変更が行われた。

 全国的な話題としては,可部線で可部〜あき亀山が延伸開業している(廃止になっていた区間の一部を復活)。

 JR西日本での主要な変更点(おもに京阪神近郊)は次のとおりで,JR神戸線ではごく一部に時刻表上で最大2分の時刻修正があるだけで,ダイヤパターンとしては変更されてない。

JR神戸線停車駅

朝ラッシュ時(上り)

 複々線の西明石以東では,内側線・電車線を普通だけが平均4分20秒間隔の平行ダイヤで運転, 外側線・列車線で新快速快速がそれぞれ平均8分45秒間隔で交互に運転されている。

 新快速快速8分45秒間隔運転時間帯は, 新快速快速が223系・225系により130km/h運転されている。 (退避パターンは下図のとおり。同図で西明石以東は普通を省略。)

 東姫路駅開業により,快速新快速を逃げ切れなくなってしまい, 2001年3月ダイヤ変更時に解消されていた御着における快速新快速退避が復活している。

 普通は加古川発と西明石発をあわせて, また,JR東西線直通も含めて西明石以東で平均4分20秒間隔で運転されている。 JR東西線直通が入って尼崎以東で穴があくところにはそれを埋める形で尼崎発の普通が設定され, 等間隔運転が確保されている。

朝ラッシュ時運転間隔
大阪尼崎 西明石加古川姫路
新快速8分45秒
快速(外側線)8分45秒
普通4分20秒8分45秒-
普通JR東西線直通および尼崎発も含む
朝ラッシュ時ダイヤパターン

昼間時

 複々線の大阪〜西明石では快速普通が内側線・電車線走行, 新快速が外側線・列車線走行である。

 普通は,JR神戸線JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。

 従来,新快速普通は別線での走行ながら大阪,芦屋と三ノ宮の各駅で相互接続していたが, 今回,摩耶駅開業により普通の運転時分が伸びたことなどから,芦屋・三ノ宮両駅での相互接続はされなくなってしまった。

 また,普通列車の折り返しパターンが変更となった。 従来,下り本線普通〜須磨折り返し〜上りJR東西線直通, 下りJR東西線直通〜西明石折り返し〜上り本線普通であったが, 今回から,須磨では本線普通,西明石ではJR東西線直通が,それぞれ同系統で折り返しとなっている。

 これまで新快速が1時間に1往復播州赤穂まで直通していたが,今回から昼間は姫路で分断された。 加古川折り返しの快速は折り返し時間が短くなったからか一段落としとなり,営業運転区間はそのままで,宝殿まで回送して折り返すようになっている。

1時間あたり片道運転本数
大阪尼崎須磨 西明石加古川姫路
新快速4本
快速4本2本
普通4本-
普通東西線直通-4本-
普通宝塚線直通4本-
昼間時ダイヤパターン

夕ラッシュ時(下り)

 昼間のダイヤパターンをベースにした15分ピッチの基本パターンに大阪発新快速が追加された形態で, 基本パターン分とあわせて新快速が7.5分間隔となっている。

 外側線の新快速と内側線の普通快速とは,複々線区間での相互接続は考慮されてない。 特に新快速は途中駅としては異例にも三ノ宮で2分もの停車時間をとるようになり, そのためにこれまでのような神戸での快速新快速との相互接続がされなくなっている。

 さらに,東姫路駅開業により新快速7.5分間隔運転時間帯には 快速新快速を逃げ切れなくなってしまい, 新たに御着で快速新快速を退避することになった。

 普通は昼間と同じくJR神戸線JR東西線直通と JR宝塚線〜大阪・高槻方面普通が尼崎で相互接続しており, 本線普通と交互に運転されている。

1時間あたり片道運転本数
大阪尼崎 西明石加古川姫路
新快速8本
快速(内側線)4本
普通4本-
普通東西線直通-4本-
普通宝塚線直通4本-
夕ラッシュ時ダイヤパターン

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